やっと覚えられた蕎麦屋の天抜き
うちの事務所のボスは無類の蕎麦好き、いや蕎麦屋好きなのですが・・・やっかいなのが、昔から蕎麦屋で必ず「天抜きできる?」って聞くんです。
「天抜き」ってご存知ですか?
もう20年以上前から耳にしているはずなのに、なかなか覚えられなかったこの言葉。「天ぷら蕎麦の蕎麦抜き」を略して「天抜き」と言うんだそうです。普通、天抜きって言ったら「天ぷらを抜く」って思うでしょ!?でもそれじゃただのかけ蕎麦ですよねぇ(笑)だからなかなか覚えられない言葉の一つでした。
このビジュアル・・・最初は「は?」でした。なんで蕎麦を抜く!?ってね。どうやら歴史ある砂場や藪そばでは当たり前のように通じるみたいですが、ボスは相当昔から練馬界隈の町のおそばやさんでも何度も「天抜き」をトライし、結構な確率で撃沈していました。
まぁ、そうですよね、蕎麦屋で蕎麦を抜くってね。でも最近、富士そばなどでも、天抜きをメニューとしているところがあるようで、小鉢に小ぶりな天ぷらを入れて少量の蕎麦つゆをかけて提供してくれるようです。
でもどうしてそんな食べ方があるのでしょうか?酒飲みじゃない皆さんには解りにくいと思うので、写真を使って説明してみようと思います、なんの企画じゃ?笑
えーとまず、酒飲みが蕎麦屋を楽しむには・・・
板わさや焼き海苔なんかで酒をたしなみ、
旨いつまみで酒が進んでちょっと小腹が空いてきたけど、蕎麦を食べると腹にたまって飲めなくなるから、蕎麦を抜いてもらった「天抜き」や
「鴨抜き」などをつまみにさらに酒を飲み、
天ぷらや鴨などが無くなった蕎麦つゆでさえ「いい塩梅でダシが出てる」とか言って、つゆをつまみにして酒を飲み、
最後のシメでもりそば1枚をサクッと食べてお勘定、
・・・という、まぁ究極の江戸っ子な?渋い?蕎麦屋での飲み方、みたいですよ。わしゃ、広島じゃけわからんけどのぉ〜!
こんなガチガチの江戸!じゃないけど、カジュアルに対応してくれたのが江古田のそば処嵐山です。ボスの説明に最初は?でしたが、もう何度も対応してくれて、じつはわしも・・・
天抜き、大好物です(笑)
なんか、つまみにいいんだよね。天つゆではなく蕎麦つゆに浸っているのがなんとも旨い。
嵐山はしょっちゅう行ってますが、通常〜超デカ盛り蕎麦みたいなのもあって江古田の学生さんの胃袋を満たしてもくれていますが、夜はつまみやお酒も充実していて我々おっさん達の心も満たしてくれるお店です〜!江古田にいらしたらぜひどうぞ。
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