Kemperの音質について【Kemper話①】
Kemperを使い始めて8年になりますが、今これが自分にとってライヴやレコーディング
で最高の1台だと思ってます。
Kemperを知れば知るほど奥が深くおもしろいので、自分の備忘録と、これから使おうとしている方に向けて少しでもお役に立てるよう、実機を触って知り得たことを書いてみたいと思います。
音質について
音質に関しては自分の機材の最高の音をプロファイルするか、有料無料大量にあるRIG*の中から、自分に合うRIGに出会えるかどうかで変わると思います。
*RIG(リグ)とは、Kemperでは取り込んだ音のキャプチャーそのもののことをいいます。
Kemperはアンプシミュレーターと違い、Kemper自体にモデリングされた音などは入っていません。必要な音はRIGマネージャーというソフトをパソコンにインストールして、ネット上のRIGをダウンロードするか有料サイトで買うか好みのアンプを自らプロファイルするしかありません。
フラクタルやLINE6などのアンプシミュは「○○系アンプ」とか、いろいろ解析済みの音色が入っているので、そこから好みに調整していけばいい感じになることもありますが、Kemperには、そもそもモデリングされたデータは入ってません。
もちろんファクトリープリセットという形でRIGは入ってますが、なかなか使えるものが少なく、有料RIGを買うか自分でプロファイルをすることになると思います。
自分でプロファイルする場合
自分のアンプでなくても、いつものリハスタの○○アンプの音好きなんだよなぁ~とかがあれば、スタジオに行って自分のお気に入りのドライヴペダルなんかも込みでプロファイリングすることもできるので、状態のいいアンプを見つけるたびにプロファイリングしに行ってもいいと思います。
最近のスタジオはコンデンサーマイクやエフェクターなんかも貸し出してくれるので、お気に入りのペダルとギターとKemperだけ持って、個人練習で入ってプロファイリングしてはいかがでしょうか。
ポイント①
ディレイやモジュレーションなどのエフェクターは、プロファイリング時はOFFにしましょう!きれいにプロファイルしたければドライヴペダル位にしときましょう。
ポイント②
Kemperは単体で鳴らしてあげるのが自分としては一番音が良いと思っています。Kemper前にペダルエフェクターを入れると実アンプと挙動が違う上に音が細くなります。これはシミュレーター関連のデジタルアンプも同じに感じました。どうしても好みのドライブペダルなんかを入れたい場合は、ドライブペダルをONにした状態のアンプを丸ごとプロファイリングするか、せめてKemperのループに入れて使うほうがいいと感じました。
次回は「Kemperでの音作りのコツ」についてお話したいと思います。
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