ぎたりすと・こーじのブログ

ギターと機材と酒が好きなギタリストです。よろしく!

Kemperのライヴハウスでの使い方【Kemper話④】

前回は、Kemperのオススメ有料Rigについて書きました。

guitaristkozi.hatenablog.com

 

今回はライヴハウスでの使い方について書いてみようと思います。

Kemper

Kemper
スタンダードな使い方

ラインの音(キャビネットから出た音)をPAに拾ってもらって会場の音を作ってもらい、ステージ上(キャビネットの前の音)はパワーアンプに繋いでスピーカーから鳴らす。これが意外とスタンダードだと思います。

そしてここが簡単過ぎて感動する部分なのですが、『PAに送るほうはステレオアウトで、モニターアウトからの音はキャビネットの音を出さないでパワーアンプに繋ぐ設定がクリック1個』です!!また、会場ごとに多少低音の出方など特性が違う場合も、補正的に使えるEQはアウトプット別に最終段で設定できるので、自分の作ったRIGのデータを書き換えたりすることもありません。ここは図解か動画が無いとちょっとわかりづらいですね。

フラクタルもLINE6もいろんなのを使ってきましたが、上記を行うにはフラクタルはアウトプットのパスを作ってあげないとキャビネットの前の音がパワーアンプに出せないとか、いろいろあります。

接続と設定

自分が打ち込みでインストでやるときなんかは 、PAに直接ラインオンリーで送っています。もちろんそれでもOKですが、もう少し深く説明します。

まず、Kemperのアウトプットはメインのステレオアウトと モニターアウト(モノラル)があります。 自分のようにロック系では毎回この3つのアウトを使ってます。 ステージ上ではアンプの音が鳴ってないと不安になるメンバーも多いので、ステージ上ではKemperのモニターアウトからアンプのリターン端子、もしくはパワーアンプに繋ぎ、ギターアンプ と同じ感覚で鳴らします。 ここはあくまでメンバーや自分のモニター用で、客席にはメインのステレオアウトを使い、いつもの音を鳴らしてもらいます。

Monitor Cab Offは必ず!

ここで注意しないといけないのはモニターアウトにはキャビネットの音をOFFにする機能があるので、必ずOFFにしておきましょう。 じゃないと、スピーカーを二度通すことになり、音質は悪くなります。 Kemperでの名称は「Monitor Cab Off」です。こいつにチェックを入れましょう。PAには、いつも部屋で使ってるステレオアウトからライン出力を出してお願いすればOKです。

最後にちょっと豆知識

最終的な出音って会場によりかなり違うと思います。Kemperの場合はモニターアウト、ステレオアウト別々に最終段にイコライザーをかけて微調整することが可能です。このあたりも直感的で、現場でとても楽です。

 

次回は、Kemper話の最終編。良い部分ばかり書いてきたので、ちょっと気になるところをアップしようと思います。

 

 

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